恋愛の話題が苦手(だった)

メンタルヘルスや研究のことで悩む前、専らわたしの頭の中を占めていたのは恋愛感情とその扱い方がわからない、という話だったように思います。


高校の終盤までは恋愛とは縁のない、たぶん興味もない人でした。イケメンとか誰が可愛いとかよく分かんなかった。


ただ全く興味がないわけではないのかも。ある種コンプレックスを抱えていたのかなと思います。恋愛経験がないことが恥ずかしいと思う気持ち、だからこそ興味がないふうに振る舞っていた。恋という言葉を使うことにも抵抗があって口に出せなかった。恋愛トークにならないコミュニティにいて、もし恋愛に話題が向きそうな時はきっと挙動不審になってた。

今思えばかわいいものだけれど(笑)



それが大学に入ってN氏と出会って、悩みが膨らんでいった。

自分の気持ちに気づいてからは葛藤していた。恋愛なんてしなくていい、ちょっと見下していた自分。確実にNを好きな気持ちを抱えた自分。かといってどう振る舞って良いのかわからない自分。

幼稚な恋心をどうしたらいいのかわからないまま、色々と事故も経験しながらも仲良い関係でいられたことは幸せなことだったと思っています。


けれど恋愛の話が苦手というのはずっと変わらずだった。

まず恥ずかしい。そういうキャラじゃないし、容姿に自信ないし。(自信はないがそれが苦なわけでもない)女らしく振る舞うことに抵抗がある。なんか、媚びてるみたいで嫌。それで色気がないという結果。だいたい第二次性徴期だって自分の体の変化が嫌で嫌で仕方なかった。こうやって心理的に拒絶していたから貧乳なんですかね

かといって好きな人の前で女性らしい一面を見せたい自分がいないわけではなかった。自分きもいなとは思いつつ。。

そうして恋愛感情を抱く自分と女らしさや恋愛を毛嫌いする自分の間で葛藤していたのが大学時代、Nと出会った最初の頃のことでした。


自分の気持ちを話すのが恥ずかしいから、Nとの関係についてもほぼ誰にも相談できなかった。

相談できなかったからNが亡くなった時、わたしたち2人の関係をよく知っている人がいなかったのです。亡くなった彼自身のことや、それを受けた私の気持ちは話せても、彼とのことについて話せる人がいなかったのは結構つらかった。Nにどう思われてたんだろう。私自身納得してはいるけれど、第三者からみてどうだったかも気になるものです。わたしが勝手に思い込んでるだけかもしれないからね。(笑)




今はかつてよりは色んなことを受け入れられるようになった。

好きな人のことを好きと言えるようになった。

お化粧だってするし、スカートもはくし、下着も買いにいける。

人の恋愛の話を心おだやかに聞ける。のろけ話は聞きたい。

自分から恋の話題を振ることもある。

相談されて嫌な気持ちはしないけど、恋愛テクニックとかになると引いちゃうかなぁ。

女子会みたいな場は得意ではないし、自分の話なんかうまくできないけれど、以前ほど拒絶しなくはなりました。身構えちゃうことはあるのだけど(笑)


ただ未だに、軽く恋愛トークできるほど恋愛とうまく折り合いをつけられていないのです。



...ちなみに付き合いの長い共通の知り合いが結婚する話には少々へこみました。うらやましいんだと思う。わたしたちもあんな風に生きられたろうにな、と思い出してさみしくなるから。わたしの勝手な気持ちです。

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