もしも、Nが亡くなる前の時間に戻れたとして

もしも、Nが亡くなる前の時間に戻れたとして、どうしたら彼を救えただろう。彼のサインは何だったのか、何を伝えたらよかったのか、未だにわからないでいる。

彼の死を経て私が思ったことは、今後同じような状況に出くわした時にもっと違う未来を与えられるように、サポートできる知識と技術を得たいということだった。同じ悲しみを繰り返さないことが私にできるささやかな償いだろうから。
もちろん、私自身が死なないようにすることも含んでいる。自分で自分を助けたい。

しかし、現状はそう簡単に答えは見つかっていない。生きることはやはり当時の彼にとっては苦痛だし、私自身生きたいとは思えていない。

勉強はできていないから、自殺防止の水際対策についてはもう少しちゃんと学ぶ必要がある。その上で、緊急の対応ではない、生きやすく生きられる方法を私の手で実現して見せたい。もう少し工夫してなんとかやってみた先に、こんなに幸せな未来もあったんだよ。見つけたよ。と墓前で報告したいな。


しかし現実はまだまだ程遠く、苦しい。
ご遺族にも顔向けできない。

いま何をすべきか、治療なのか、目標を見つけることなのか、それすらわからない日々に危機感と失望を覚えるのでした。

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