音楽が先か、楽器が先か。

音楽関係のイベントがあったので音楽関係の話をしよう。

音楽好きにもいろいろいると思う。
楽器を弾くのが好きな人。楽器から出る音が好きな人。音楽的なことを聴くのが好きな人。音楽がある場が好きな人。音楽が好きな自分が好きな人。などなど…?

私は楽器が好きだと思っていました。
マンドリンが好き。
マンドリンの弾き方、音の出方、楽器のことに気をつかうタイプ。選曲もマンドリンの音色が映えるようなものがいい。

でもいつしか音楽にちゃんと出会い、プロマンドリニストの演奏や他の楽器の演奏を聴くにつれて変わっていった。オケとかピアノとか。
楽器の音だけじゃなくて演奏を聴くようになっていった。

楽器の音なんて、弾く人が変われば大きく変わってしまう。少なくともマンドリンでは、楽器を変えるより奏者を変えたほうが音色は大きく変わる。言い換えると楽器を変えても巧い人は巧い。
けど、演奏は楽器を変えたところで(ほぼ)変わらない。その楽器じゃないと出せない響きってのはあるだろうけれど、やりたいことの大枠は変わりようがない。私が聴きたいのはそういう部分なのだ。たとえ1000円の中古マンドリンでも何かキラリと光るものがあるとしたら、それを見つけたいがために演奏を聴く。


そうして現在の自分はというと、音楽のために楽器を弾きたいと思ってる。
良い曲があればそれを表現するためにマンドリンを使う。(これしか弾けんから)

他の楽器を弾く人からしたら、ひょっとしてこれは普通のことだと思う。楽譜をみたら演奏したい音楽は頭の中で鳴ってるでしょう?楽器はそれをなぞる手段だ。(もちろん楽器の制約の中で音楽が生まれることもあります。楽器が先にあるパターン)
でもマンドリン界にとっては普通じゃないみたいなのです。

マ界批判をしたいわけじゃない。
けれど、満足して帰ってこれる演奏会があまりないのはさみしい。音楽を尊重する同志を見つけたい。そんなこと考えてました。

マンドリンは癖の強い楽器かもしれない。調弦がヴァイオリンと一緒だから、同じ運指で同じ譜面が一応弾けるからって、同じように表現しやすいわけじゃない。レガートに弾くのは難しいし。そのマンドリン独自の強いクセや、独自に伝わってきた悪しき風習()によって音楽的じゃない演奏がはびこっている。私は同意できかねる演奏が多い。
あと楽譜もいい加減で辻褄の合わないものが多くて酷い。これはほんとにそう。
マ界の人にしか伝わらなそうだ…(笑)


そんなことを考えつつ、いまいる団体は
人間関係は良好。むしろ最高。
運営なども上手。居心地が良い。
しかし、演奏面では上記の通り不満。
なんて状態でいます。恵まれてる。けれど、演奏にははてな?と思うことがある。あまり口に出さないから自分の中に降り積もってゆく。。


専門教育を受けたわけでなし、私のいう「音楽的」というのがどこまで通用するのか全然わからない。すみません。だけど姿勢としては真摯に音楽のしもべでありたいと思うのでした。
音楽の勉強したい気持ちはある。出てこないだけ。

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